マカディラ大陸
マカディラ大陸は大きく五つに分かれている。
北部・東部・南部・西部・中央。
魔物を寄せ付けない光石（こうせき）と呼ばれる光る石が海の浅瀬で大陸を囲っている。
１年が13ヶ月。
１ヶ月は30日。
通貨はラント。
北部
北東部の海に唯一魔物の通り道がある為、北部は砦や壁で隔離されている。
五つに地を分け、白山（はくざん）青山（せいざん）赤山（せきざん）緑山（りょくざん）黄山（こうざん）という北部五山（ほくぶござん）と呼ばれる警備軍がこの地を治めている。
東部
各領主が地を治めている。
東部警備軍が治安を守っている。
南部
各領主が地を治めている。
南部警備軍が治安を守っている。
西部
各領主が地を治めている。
西部警備軍が治安を守っている。
黒山（こくざん）と呼ばれる犯罪者の収容所がある。
中央
権力者が多く住んでいる地。
中央警備軍が治安を守っている。
この大陸の最高権力者である血族者の住む血族領がある。
学塔
初学塔
この大陸で生きる上で必要な知識、読み・書き・計算・歴史などを教育する場所。
修了試験がある。
7～15歳の間に修了することが一般的。
学塔
初学塔を修了した後、将来生計を立てるために必要な専門知識を勉強し資格を取るための場所。
18歳が成人となるため、18歳までに修了することが一般的。
光の塔（こうのとう）
中央にある警備軍管轄の能力者の学塔。
血族者
血族者
マカディラ大陸の最高権力者。
血族と呼ばれる一族からのみに誕生する神の依代。
魔物を消滅させる力を持つ。
血族領に住む。
能力者
能力者
生まれつき特別な力を持つ者（先天性能力者）のことを云う。
まれに技巧を磨き、能力者として認められた後天性能力者も存在する。
特別なその力を悪用することのないよう、能力者は強制的に親元から引き離され、中央の光の塔へ入れられる。
誰であれ、能力者をそれと知りながら隠すことは犯罪となる。
隠れている能力者を見つけた場合、密告者には警備軍から密告料が支払われる。
能力者は家族の戸籍から外され、家名も剥奪される。
警備軍の一員として認められた以後、家名は返還されるが戸籍を戻すことは出来ない。
光の塔では最終的に警備軍の一員となるよう教育される。
警備軍の一員として認められないと判断された能力者は血族領へと送られる。
警備軍内において、一般の隊員よりも能力者の地位は高い。
能力者はランク分けされていて、一般に知られているのはこの三つ。
下級能力者をランクⅠ
中級能力者をランクⅡ
上級能力者をランクⅢ
血族領送りになった能力者をランクⅣ
ランクⅤは血族者（極秘だが血族者以外にもランクⅤに位置づけされる能力者がいる）
警備軍
中央警備軍
警備軍の本部
能力者の学塔である光の塔（こうのとう）は中央警備軍の管轄
東部警備軍
南部警備軍
西部警備軍
黒山（こくざん）
犯罪者の収容所
北部警備軍
北部五山（ほくぶござん）
白山（はくざん）
青山（せいざん）
赤山（せきざん）
緑山（りょくざん）
黄山（こうざん）
魔物
魔物
人を襲い食い殺す異形の獣。
元は闇堕ちした人の魂と云われている。
肉体が朽ちても天に帰ることが出来ないその黒き魂は、動物の肉体を乗っ取り、徐々に異形の獣へと姿を変える。
地に縛られているためか、空を飛ぶ鳥などを器とすることは出来ない。
魔物の魂が人を乗っ取ることはない。
しかし、低俗な魂を持つ人間と共存していたという事例が、一般に公開されない記録として残されている。
マカディラ大陸は光石と呼ばれる魔物を寄せ付けない光る石に囲まれている。
しかし唯一北東部の海に魔物が通れる道があり上陸することがある。
そういった魔物は、人が生息しない神の加護を失った他の大陸から海を渡り来ていると云われている。
婚約・結婚
婚約
当人同士が将来結婚する意志があることを宣言し、結ばれる契約。
正式な婚約の場合、戸籍の個人履歴に記される。
年齢の制限は無い。（幼すぎて個人の意志が認められないと判断された場合は受理されない）
結婚
互いを人生の相方とし、新たな家族となる契約。
成人が18歳なので18歳以降に結婚することが一般的だが、初学塔を修了している者であれば年齢の制限無く結婚出来る。
＊結婚する際、重要なことの一つとして、家名問題がある。
ジョウ・ナルダン（男）
コリエ・サダリタ（女）
例として、この二人が結婚する場合。
まず、それぞれ両親の戸籍から外れ、二人の新たな戸籍が作られる。
どちらの家に嫁入りするか、または婿入りするかを決める。
＊コリエがナルダン家に嫁入りした場合
『コリエ・サダリタ・ナルダン』または『コリエ・ナルダン』
どちらかの名前を選択。
ジョウは変わらず『ジョウ・ナルダン』
＊ジョウがサダリタ家に婿入りした場合
『ジョウ・ナルダン・サダリタ』か『ジョウ・サダリタ』
どちらかを選択。
コリエは変わらず『コリエ・サダリタ』のまま。
家名問題は遺産相続にかかわる問題であり、親兄弟が亡くなった場合、その権利を有するか放棄するかということになる。
その為、元の家名を残さない選択は、訳ありか、祝福されない結婚だったという印象をもたれることが多い。
