2020年3月24日

私の名前はマサチノ。
可愛いあの子たちが住む『まめつぶ村』へ引っ越そうとしたら、なぜか新しい村長と間違われて、そのまま『まめつぶ村』の村長をすることになった。
役場の職員で秘書のしずえさんに「間違ってるんじゃ?」と言ったのに冗談だと思われ信じてもらえなかった。
しずえさんは可愛い人だけど、ちょっとうっかりしていると思う。

新しい村長を歓迎するために駅で待っていたのは、しずえさんの他にこの村の住人、デリーとロッタとアリア。みんないい人たちそうなので安心したけど、私本当に村長じゃないのに、どうしてみんな信じてくれないの? みんなうっかり過ぎて心配になるレベルだよ。

しずえさんに村民登録をするために住所が必要だからと商店街のたぬきハウジングを紹介された。・・・・・・知ってる。たぬきちさんの不動産屋ね。たぬきちさんのことは昨日までわたし、あの子たちのお父さんかと勘違いしてたのよ。引っ越す前に調査しておいて本当によかった。親子じゃなくて、師弟関係だったのよね。あぶなくたぬきちさんのことをお父さん呼びするところだったわ。

たぬきちさんの不動産屋へ行く前、踏切を渡った商店街の右前方にまめつぶ商店の看板を見つけ、ドキドキしながら近づいて見ると【本日、都合により営業時間を変更しております。店主】と書かれた張り紙があったのよね。それを読んで残念に思いながらもその張り紙さえも愛おしかったわ。これから私はこの村に住んでこの店の常連になるのよ。ああ!どうしよう!毎日が天国だわ!

とにかくそれからたぬきちさんと一緒に家を建てる土地を見つけに行って、決めた場所にテントを用意してもらった。
役場に戻ってしずえさんに村民登録をしてもらって、そのあと新しい村長の就任記念に村のシンボルとなる木を広場に植えることになった。だから新しい村長私じゃないのに・・・。でも、あの子たちの住むこの『まめつぶ村』を大切に思う気持ちは私にだってある。だから、心を込めて木の苗を植えた。本当の村長が現れたらその時はその時よ!

そうだ。駅で見なかった残りの村の住人の名前はアデレードとまんたろう。他にもお店や博物館にも顔を出してちょっとだけ話をした。仲良く出来るといいな。

そして・・・。
張り紙が外してあったので高鳴る鼓動を押さえ、私はまめつぶ商店の扉を開けた。
そこには元気に可愛い天使の姿!
つぶきち:「いらっしゃいませー!だなも!あれっ!お客様は今回が初めてのご来店ではありませんか?当店では家具や暮らしに役立つ生活雑貨を販売しておりまーす!ご覧のとおりのせまい店ですが、ゆっくりお買い物をお楽しみくださいませー!だなも!」
顔の表情が崩れるのを必死で我慢したわ。ああ、もう可愛い!知ってるわ。『だなも』って尊敬するたぬきちさんを真似てるのよね。でも慣れなくて『だなも』が小さくなってるのもまた可愛いのよ!

チェリーを売って、あみとスコップを購入。つぶ君に使い方を教えてもらった。仕事に対して真面目で親切丁寧。そういうところホントに好き! しかも可愛いから癒やされる~。浮かれながら店を出た後「そういえばまめ君はどこ?寝てるのかな?」って気になった。

テントに戻ると手紙が届いていたので読んだ。
【マサチノさんへ
村長デビュー、おめでとう!
本当はわたしが村長になるハズだったけど、ワケあっていけなくなったので・・・
あとはヨロシク!かげながら応援してるよ!
村のみんなにはナイショね!】
・・・・・・・・・・・・誰!?
こわい!どんなワケよ?と混乱した。
だけど、今更後に引けない状況だし、ここまで来たらやるしかない!
まめつぶ商店の発展を第一に!
ついでに村長もやってやる!

決意を新たにして、村を歩いているとまだ行っていないリサイクル店、Rパーカーズを見つけて入ってみた。
すると・・・・・・。
まめ君!?
そこに私の天使!まめきち君の姿が!
まめきち「リサさん、買い取り、お願いしまーす!」
リサ「あら、いらっしゃ~い!今日は何を持ってきてくれたの?」
まめきち「はい、このラジカセになりまーす!」
リサ「わかったわ!それじゃ175ベルで買い取らせてもらうわね!それか、自由に値段をつけて買い手が見つかるまで並べておくこともできるけど・・・?」
まめきち「あ、いえいえ!買い取りで結構です!いつものとおり、ウチの店にお客様が持ち込まれたものを持ってきただけですから!」
リサ「ええ、わかったわ。いつもありがとう。おかげでたくさんの物がリサイクルできてウチも助かるわ。またそちらのお店に持ちこまれた物があったらいつでも持ってきてちょうだいね」
まめきち「はい。あっ!どうもお待たせしました!ボクはこれで失礼しますが・・またウチの店にも買い物に来て下さいねー!だなも!」
・・・・・・。
店を出るまめ君を見送り、私はしばらく動けなかった。まさか今日逢えると思ってなかったし、それにリサさんとの会話の内容。
・・・・・・つまり、まめつぶ商店で買い取った物をこの店に買い取ってもらっている。
ということは、まめつぶ商店で買い取った価格よりもここで高く買い取ってもらえればまめつぶ商店の利益になる!
そういうことよね?
よし!これからいっぱいたくさんまめつぶ商店に買取をお願いしよう!
安く買い取ってくれて全然構わない!むしろそうして!
そしてそれをここで高く買い取ってもらうのよ!
まめつぶ商店バンザイ!!
私はその後、リサさんとの会話を上の空で聞き、上機嫌で店を出た。
2020年3月25日

まめつぶ村に来て2日目。
しずえさんから村長の仕事についてお話があるということで、都合のいい時に役場へ行く約束をした。
村を歩いてたら目に見えない何かに話しかけられた。
ランプの精だったらしくテントに戻ってランプを飾り「ぱっぱらぱ~」と登場したランプの精のゆうたろうと話した。
・・・。うん。話を聞いたけどよくわからないからゆうたろうにはランプの中で眠っててもらおう。おやすみ~。

どうぶつの森のamiboがあればゆうたろうがその住民にのりうつることが出来るらしいんですが、持っている3DSが対応してないし、NFCリーダー/ライター?持ってないので。残念。

つぶきち「今日はボクが店番の日でーす。兄のまめきちにご用でしたら、火・木・土曜にお越しくださいませー!」
そうなんだ~♪
今日もつぶ君が可愛い。
家の件があったと思い出しその後たぬきハウジングへ向かった。
たぬきち「いらっしゃいませー!あっ!マサチノさん、どーもどーも!引っ越しの手続きは終わっただなも?ボクもちゃんとマサチノさん家のローン計算を済ませておいたんだも!えっと、それで代金の方だけど・・・マサチノさんの場合とにかく、工事を発注しないことにはお家を建てられないから・・・まずは頭金として、10000ベルだけお願いしまーす!」
マサチノ「はい」
たぬきち「ちなみに、頭金を払ってもらわないといつまでたってもお家の工事を発注できないから、気をつけてね!大丈夫、大丈夫!この村は作物や資源も豊富だし、お金なんてすぐにかせげるだなも!フルーツや貝がらを拾って村のリサイクルショップに持ちこむのが一番手っ取り早いけど・・・少しお金がたまったら、商店街のお店であみやつりざおみたいな道具を買うのもいいだなも。それで、ムシやサカナをつかまえて売ればもっと簡単にかせげるんだも!下手にアルバイトとか探すより、その方がよっぽど早いだなも!じゃ、頭金の10000ベルができたら、直接ここに持って来てちょうだいね!よろしく!だなも~!」
マサチノ(いや、もう持ってます・・・)
たぬきち「はいはーい!どうしたんだなも?」
マサチノ「頭金です」
たぬきち「持って来てくれたんだもね!どれどれ・・・はい!頭金10000ベル、確かにいただきまーす!じゃあこのお金で正式にお家の工事を発注するからね。ちなみに屋根の色はこの中から選べるんだけど、どの色がいいだなも?」
あか・あお・きいろ・みどり
マサチノ「青でお願いします」(つぶ君の前掛け青だったからね!)
たぬきち「あおいやねがいいんだも?」
マサチノ「はい!」
たぬきち「了解だなも!明日の朝にはお家が完成するように手配しておくからね。それから・・・あとは・・・そうそう!リフォームのことも言っとかないと!お家が完成したら、うちでエクステリアのリフォームもうけたまわるだなも!エクステリアってのは要するに屋根とかドアとか柵とか、お家の外観に関する部分のことだも。毎日色んなサンプルをこんな感じで展示してあるから、まあ興味があったら見に来てね。それじゃ、とにかく明日をお楽しみにー!ありがとうございましたー!」
店を出た私は興奮して腕を突き上げた。
マサチノ「ふぅ~っ!頭金払いおわったぁ~!これで明日にはマイホーム完成だ~!」
そして村を歩いていると、テントの前に建設予定地が・・・。
誰か引っ越してくるらしい。へぇ~。
2020年3月26日

たぬきハウジングってすごいなぁ・・・。
テントの中で寝てたら家の中で目が覚めたよ。
どのタイミングで家が完成したの?(コワイ!)
そういえば家のすぐ前に新しい住人が引っ越してきたんだっけ?
思い出してそのままあいさつに行った。名前はヘンリー。ふーん。
「おじゃましま~(ガチャ)・・・・・・・・・・・・」パタン。
私は引っ越しの段ボールだらけの部屋の中にいたその後ろ姿を見て固まった。そして声をかけずにそのままそっと家を出た。
・・・・・・・・・・・・。
ごめん!無理!よりによって何で!?
私は逃げ出すように走り、そのまままめつぶ商店へと向かった。
まめきち「いらっしゃいませー!だなも!」
マイスイートエンジェル!!!
村に戻った私は、掲示板へと書き込んだ。
【まめつぶきょうだいにあくえいきょうをあたえたじゅうにんはおいだす】
今思い返してちょっと反省している。
その後、海へ行った時に遭難していた記憶喪失のジョニーを助けた。
2020年3月27日

今日はつぶ君の当番日。その笑顔に癒やされた後、たぬきハウジングへ向かった。これから毎日ローンの返済といざという時の貯金しなきゃ。
広場のところにテントがあったので入ってみたら、つねきちという人が美術品を売ってた。興味が無かったのでそのままそのテントを出た。
役場に行ったらしずえさんに「やっと村長に村づくりのお仕事をしていただけるようになりました~!」と言われた。
なので私はまず、まめつぶ村独自の公共事業【石づくりの橋】を始めることにした。すでに作る場所は決めている。お金はカンパによるものでハニワくんに集めてもらう。橋が出来るのが楽しみ。
2020年3月28日

村のメロディと旗を作った。メロディは適当だけど、旗は愛情込めて描いた。もちろんまめつぶ君達を想って描いた。全然似てないけど愛だけはある!
今日はまめ君が当番の日。まめ君とつぶ君。愛はあるけど見分けがつかない。・・・・・・愛があっても見分けはつかない!
商店街の奥、ハッピーホーム展示場が出来ていた。しずえさんの弟のケントさん。美男美女の姉弟だね。
引っ越してきた新しい住人ハンナに挨拶した。一言でいうとハンナは姉御って感じ。
その後アデレードとデリーとまんたろうとでかくれんぼをした。
もちろんみんな見つけて勝った。
2020年3月29日

・・・・・・知らなかった。
この村キャンプ場なんてあったんだー。
よろしくパニエルさん。
掲示板を読んだら今日まめつぶ商店が午後7時からタイムサービスで半額というお知らせ!
行く!行くよ!半額しなくたって行くのに!でもせっかくだから買い物もする!無理しないでね~!
まめつぶ商店の隣りが建設中になってた。何の店が出来るんだろう?
村を歩いてたらマイクという人が引っ越して来るみたい。どんな人かな?
タイムサービス時間を待ってつぶ君に会いに行った(幸)
2020年3月30日

今日もつぶ君の日。
毎日かかさず買って食べているフォーチューンクッキー。
このちょっとしたやりとりが幸せなのよ。
そして、お家のローンを全額払い終わった!
たぬきハウジングへ報告へ行ったらハッピーホームアカデミーの住まいのアドバイザーホンマさんを紹介された。よろしく-。
そしてその後たぬきちさんに部屋を広くすることを勧められたのでその工事をお願いした。明日の朝には完成するって、相変わらず仕事が早いなぁ。
まめつぶ商店の隣りには園芸のお店が出来ていた。レイジさんという人がお店をやっていて花や木や道具なんかが売られていた。
村を歩いていたら建設予定地があってタンタンという人が引っ越してくるらしい。どんな子かな?
海岸にまたジョニーが遭難していたのでまた助けた。相変わらずとぼけたやつだ。
マイクが引っ越して来ていたので挨拶をした。男気あふれすぎな感じの人だった。
2020年3月31日

起きたら部屋が広くなってた(コワイ!)
たぬきち「お家、大きくなってたでしょ?ちょっとでもお部屋が広くなって、良かったんだも!今回の増築の代金として98000ベル、ローンを組ませていただきまーす!」
・・・・・・。いや、いいんですけど、本当に楽しそうに言うよね。
いつか私の天使達もこのたぬきちさんのように・・・。いやいや、それはないわ。あの2人はあのまままっすぐ真面目にかっこよく成長してくれるって信じてる!
ということで、今日はまめ君の当番日でした。癒やされた~。
そして毎日声をかけていたあさみさんとちょっと会話が続いた。
なんか、あさみさんって可愛らしい人だよね。
そういえば前の村長のコトブキさんと話した。
今度からこの村から南の島へ行けるように船を手配してくれるらしい。
「船には船頭の他に4人まで乗れるから」と言っていたけど、一緒に行く人いないなぁ。
まめ君とつぶ君と一緒にはどうせ無理だろうしね・・・(溜息)
